英工務店のホームページをご覧いただきありがとうございます。
英工務店の歴史は、型枠工事の個人事業から始まります。私は出稼ぎのために昭和37（1962）年に東京に出て、初めて型枠工事の仕事を経験しました。4階建てビルの建設現場で、柱、梁、スラブを型枠に組み、そこにコンクリートを流し込み基礎部分を作る仕事です。約2年間無我夢中で仕事を覚え、ふるさとである飯舘村に戻ることを決意しました。
その後、飯樋小学校、飯舘村公民館、福島県立相馬農業高校飯舘分校の工事に携わり、様々な経験を積む中で昭和45（1970）年に英工務店を個人開業、昭和56（1981）年に有限会社英工務店を設立しました。当初の従業員数は15人くらいでした。飯舘村で根を張って仕事をするために、2級建築士、1級土木施工管理士、1級建築施工管理士等の資格を取得し、平成4（1992）年に株式会社英工務店に組織変更し、現在に至っています。
私自身の経験から、仕事に責任と誇りを持ってほしいと願い、従業員の資格取得のサポートをするなどして「職人」を育てることに力を入れています。そして何よりも、お客様を第一に考えること。それを忘れずに、丁寧に仕事をすることを大切にしてきました。
東日本大震災により、飯舘村の状況は一変してしまいましたが、かつてそうであったように、村に人が戻り、農業や酪農など一人一人が自分らしく生きられる暮らしが取り戻せるよう、「までいの村のまでいな工務店」として今後も精進してまいります。